ハイブリッドという新しい発想の除雪機
ハイブリッド型というと、どんな除雪機を想像されるでしょうか?
ホンダが創りだしたハイブリッド除雪機は、
前進、後退、旋回といった走行をモーターで、そして、除雪はエンジンで行うというものです。
ハイブリッドにすることにより、取り回しのよさと、パワフルさの両方を兼ね合わせようというのが狙いです。
旋回が簡単なハイブリッド型除雪機
除雪機の取り回しというのは意外と難しいものです。
小型と言ってもそれなりの大きさがあるので、スラスラとは行かないもの。
そこでホンダは、
走行機能をモーターとして、除雪機を軽々と取りまわせるという、
「ハイブリッド型除雪機」
を開発しました。
従来の除雪機では旋回するときに、いったんバックして除雪機を押し込みながら左右どちらかに回していくという作業が必要でしたが、ハイブリッド型除雪機HSS1170i、HSS1180iでは、その場での旋回が可能です。
なので、特に狭い場所を除雪する際に非常に有効です。
また、従来では大型除雪機にしか搭載されていなかった旋回機構も搭載。
手元にある旋回ボタンを押すだけで、ハンドルを話すことなく簡単に旋回が可能です。
動画で見るHSS1170i・HSS1180i
横の動画をご覧いただければ、ハイブリッド型であるメリットがすごくよくわかります。
取り回しのしやすさや静粛性が秀逸です。
除雪はパワフルなエンジンで
除雪機能は、ホンダの同クラスの除雪機と全く同等です。
柔らかい新雪だけではなく、硬い雪に対しても、爪がしっかりと雪に食い込んでぐいぐいと除雪していきます。
ハイブリッド型であることは、除雪性能の向上にも役立っています。
従来の除雪機では、エンジンの力を駆動にも使用していますが、ハイブリット型ではパワーを駆動に回す必要がないので、そのぶん除雪・投雪能力のスペックが高くなっています。
本体の幅は、HSS1170iで725mm、幅広モデルのHSS1180iで825mmです。
除雪幅が、HSS1170iで710mm、HSS1180iでは810mmと、幅のわりにギリギリまで除雪が可能となっています。
パワーがある一方、エンジン回転数は低めに設定されており、住宅地での作業にも配慮されています。
マフラーや車体カバーにも低騒音機能が装備されていることから考えても、家庭用除雪機への配慮が伺えます。